...吉野は智恵子を振返つた...
石川啄木 「鳥影」
...天の人を恵む実に大なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...以て彼を旧(もと)の恩恵の中に引き戻さんと計ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何卒この三百円だけの金を恵んで下さい...
大杉栄 「獄中消息」
...極めて乏しい天恵の下に...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...恩人に物を恵んだといふ満足の外(ほか)にその匙が真実(ほんとう)は十円の値段がなかつたといふ事を知る事が出来る...
薄田泣菫 「茶話」
...お前をそんな不自由な目に遭わせることの出来るそういう些少の恩恵...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...家庭孤児は恵まれているとの先入観の結果であろうけれども...
永井隆 「この子を残して」
...七里村恵林寺へ着いた与八...
中里介山 「大菩薩峠」
...また恵まれない条件下にあったので...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...凡(およ)そコンな訳(わ)けで、その原因は何処(いづく)に在るかと云えば、新日本の文明富強は都(すべ)て先人遺伝の功徳に由来し、吾々(われわれ)共は丁度(ちょうど)都合の宜(い)い時代に生れて祖先の賜(たまもの)を唯(ただ)貰うたようなものに違いはないが、兎(と)に角(かく)に自分の願(がん)に掛けて居たその願が、天の恵み、祖先の余徳に由(よっ)て首尾能(よ)く叶うたことなれば、私の為(た)めには第二の大願成就と云(い)わねばならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...幸運というものは最高の知恵泉(ちえいず)を喜ばす...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...それらの活動に依つて幾多の恵まれを得てゐるわけで...
牧野信一 「浪曼的時評」
...「彼らは知恵もなければ分別もない」と言ってもよいと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この天与の恵みを受けずして...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「――まえには仲次郎に金を恵み...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...肉親や知己に恵まれない人であった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...必ず恩恵を売っておく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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