...ボレアス(Boreas)(注三)は息吹きも暴し...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...風の軍勢はかしこに氷の息吹きと飛び行く...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...溢(あふ)れるような若い生命の息吹きを吹きつけながら近寄ってきた...
高見順 「如何なる星の下に」
...前者の「秋の空尾の上(え)の杉(すぎ)に離れたり」「息吹きかえす霍乱(かくらん)の針」「顔に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るいホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守(こもり)している八つ下がり」その他には少なくも調子の上でどことなく重く濁ったオボーか何かの音色がこもっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...この小曲には張りつめた情熱の息吹きがこもっていて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それらの無視された昔の息吹きが...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...大都会の無数の人間の息吹きが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...僕の画面を死の息吹きで塗りつぶそうと思った...
豊島与志雄 「二つの途」
...何ものをも肯定する生の息吹き……...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼女の香ばしい息吹きが...
豊島与志雄 「未来の天才」
...石炭を食い火を吐き出すそれらの驚くべき文明の馬の息吹きに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...酒場のぼろピアノが軋(きし)むほどに熱い息吹きで奏きたてる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...春の息吹きに苦しめられる一人の處女を描いた“Le Visage Emerveill”が佳作である...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...狭い家のなかに重なりあったような人間の息吹きが...
本庄陸男 「石狩川」
...そしてどこからともなく春の息吹きが漂って来る...
本庄陸男 「石狩川」
...春の息吹きがじーんと響いてくる...
松濤明 「春の遠山入り」
...彼の人生観へも惻々(そくそく)と二月の東風(こち)のように冷たい息吹きをかけられた心地がした...
吉川英治 「黒田如水」
...荒い息吹きをも感じた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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