...猿が恭しく押頂きましたので...
芥川龍之介 「地獄変」
...町名主は御紋服を見ると周章(あわ)てて土下座(どげざ)をして恭(うやう)やしく敬礼した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...彼は懐中から恭々しく...
海野十三 「軍用鮫」
...王水険老師(おうすいけんろうし)を恭々(うやうや)しく拝(はい)しながらいった...
海野十三 「大使館の始末機関」
...恭しくこう答えた...
小泉八雲 大谷正信訳 「蠅のはなし」
...十四逸見利恭(へんみとしやす)は甲源一刀流の家元で...
中里介山 「大菩薩峠」
...平野老人はそれを恭(うやうや)しく受けて改めて法式通り熟覧しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...恭しく敷居越しにつくばった了念が...
夏目漱石 「草枕」
...恭吉氏の芸術に接した人は...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...私は恭次郎さんの詩は一向に判らない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...にっこり微笑を含んで恭しくお辞儀をした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...栗の文中には「栗(ササグリ)サヽトハ小ナルヲ云小栗ナリ又シバクリト云爾雅ノ註ニ江東デ呼ブ二小栗ヲ一為二ジ栗ト一崔禹錫(さいうしゅく)食経ニハ杭子ト云ヘリ春ノ初山ヲヤケバ栗ノ木モヤクル其春苗ヲ生ジ其秋実ノル地ニヨリテ山野ニク生ズ貧民ハ其実ヲ多トリテ粮トス筑紫ニ多シ庭訓往来(ていきんおうらい)ニ宰府ノ栗ト云是ナリ蘇恭(そきょう)ガ茅栗細ニシテ如二橡子ノ一ト云シモシバクリナルベシ」と述べてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...恭敬は礼拝に起こると言えり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...恭を巧く納得させるか自分か重三が身を引くより仕様がないとまで思った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...これがその半襟で」と恭(うやうや)しく風呂敷包を取りて包み紙の折れぬよう大切そうに披(ひら)き...
村井弦斎 「食道楽」
...婆あさんはお歯黒を剥(は)がした痕(あと)のきたない歯を見せて、恭しいような、人を馬鹿にしたような笑いようをして、頭を二三遍屈めて、そのまま跡へ引き返して行った...
森鴎外 「雁」
...我々は臣従と恭順とを等しくすべての王に負う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...孔子がその温良恭倹譲の徳のゆえに至るところ政治の相談を受けたのはよき例である...
和辻哲郎 「孔子」
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