...幾十億年の昔から今日まで太陽の光熱はほとんどいつも同じ程度に豊富な恩恵を地球に授けてきたに相違ないと説くのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それを恩田さんがゆずりうけて...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...彼は恩人について女王の心に毒を注ぎ込む裏切者だというのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...たとい報恩とか復讐とかいうことから発したものにあってさえ...
豊島与志雄 「猫性」
...本居氏の古事記傳には宇迦之御魂(ウカノミタマ)の御魂を解して恩頼(ミタマノフユ)(神靈(ミタマノフユ)又靈(ミタマノフユ)などもあり)又萬葉五(二十六丁)に阿我農斯能美多麻多麻比弖(アガヌシノミタマタマヒテ)などある意にて其功徳(イサヲ)を稱へたる名なりといひ又宇都志國玉(ウツシクニタマノ)神の玉は御靈(ミタマ)なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...ただ出席してみんなに顔さえ見せれば勘弁すると云う恩命であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...恩借の金子(きんす)は当地に於(おい)て正に遣(つか)い果(はた)し候とか何とか書いていた...
夏目漱石 「正岡子規」
...生きているうちに、恩は恩、讐(あだ)は讐で返し、悪事の帳尻を合せておかなければ閻魔(えんま)の庁へ行って申し訳が相立たない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恩給をもらって退職した後(あと)で耄碌(もうろく)した精神を働かせ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...第一の恩惠を與へることになるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...『新著聞集』酬恩篇に...
南方熊楠 「十二支考」
...この再造(さいぞう)の大恩ある主君御卒去遊ばされ候に...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...國體の恩に狎れた者の口から出る...
吉川英治 「折々の記」
...君がみずから恩を与えたというのは不当であろう...
吉川英治 「三国志」
...父祖百年らい、稼業をつづけ、ご恩顧をうけ、わけて、ご当代には、なんぼう、お慈(いつく)しみを受けたやらしれませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...それはかれが昨日まで天下にむかって極悪(ごくあく)の兇首(きょうしゅ)、忘恩の人非人と、鼓(こ)を鳴らして、家康とともに、その罪をかぞえた敵である...
吉川英治 「新書太閤記」
...報恩寺内の全坊主の呼び出しや犯人捜査の令は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おん身が浄土門に入ったと聞いて恩義ある宗壇(しゅうだん)へ弓をひく者...
吉川英治 「親鸞」
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