...平氏が藤門の長袖公卿を追ひて一門廟廊に満つるの成功を恣にせるは...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...何処となく洞察を恣(ほしいまま)にするやうな...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...整美なること彫塑(ちようそ)に似たる夢思とを恣(ほしいまま)にしてこれに生動の気を与ふ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...其独特の武器電光霹靂を恣にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...鑑賞者が恣に口を出す事になると...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...いつとなく知らず識らずの間に安易と放恣とに堕在する...
種田山頭火 「其中日記」
...放恣(はうし)なる自然の発展を人に示さなくつても済むだのであらうが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...一部分または一方面の記載を恣にとり出して...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...必ずしも権力者の恣な主張や固陋な思想やから出たものとはいわれないけれども...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...此清光を恣にして敢て人員の乏しきを憂へず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...恣に食らい競うという風であった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...斯様にして権力の濫用を恣にする政治家は...
平出修 「逆徒」
...甚しきは敢て婬乱を恣(ほしいまま)にして配偶者を虐待侮辱するも世間に之を咎むる者なく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...典型的な放恣(ほうし)な異常な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...「李為宋乾道中人、呉為元至元中人、熊氏妄混体裁、恣換書名、遂使後学不能見其原、復何無忌憚」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...極めて放恣(ほうし)な恰好でお饒舌(しゃべ)りをし...
山本周五郎 「似而非物語」
...治安ノ警吏ニテ有リナガラ大酒乱酔ヲ恣(ホシイママ)ニシ劇場ヲ騒ガセ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...最も狂暴なタイラントや最も放恣な遊蕩児のしそうなことまでも...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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