...何か恐るべく不健全な香気が...
芥川龍之介 「路上」
...しかるに余は神の祐助(たすけ)により恐る恐るこの事を行(や)って見た...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...今これを汝に説く反(かえっ)て汝を傷(いた)ましむるを恐る...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...有合せの蒲団を恐る恐るかけた...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...春画売りは恐るべき色眼を使って袖の陰から絵を覗かせ...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼にとっては恐るるに当たらない思想の勇敢さを考えついて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その恐るべき崩壊の下に戦線に立つ近衛兵...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...訴人したとて恐るるに足らん...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐る恐る二階へのぼりはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐る恐るやって来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...誠に人智の恐るべき企てであった...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...恐る恐る縁側からにじり込みます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...恐る/\顏を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肉体を殺してその後に何をもなしえざる者どもを恐るることなかれ(「ルカによる福音書」十二の四)とあるとおりなのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まことに恐るべきもので...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...或(あるい)は他藩の怨(うらみ)を求めむ事を恐る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...恐るべき悲劇を捲き起した……というのが大体の筋道だがね……」「ハア……やっと解ったようですが……しかしその絵巻物を見てキチガイになるのが男に限っているのは何故(なにゆえ)でしょうか」「ウムッ……豪(えら)い...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……冷(ひや)かしているのか……威嚇(いかく)しているのか……又は何等かの暗示を与えているのか、それとも亦(また)……心安立てに冗談を云っているのか……全く見当のつかないその笑い顔を見ているうちに、私は又もその笑い顔の持ち主が、世にも恐るべく、戦慄すべき魔法使いその者のように見えて来て仕様がなかった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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