...怪鳥(けてう)も元よりそれにつれて...
芥川龍之介 「地獄変」
...怪鳥は、怪塔王が身をなげた岩の割れ目へとびこみましたが、しばらくすると、「けけけけ」と、聞くのもぞっとするような啼声(なきごえ)をたてて、また帆村のいる方へ、とびもどってまいりました...
海野十三 「怪塔王」
...怪鳥は絹(きぬ)をさくようなさけび声をあげるし...
海野十三 「恐竜島」
...名もしれない怪鳥(かいちょう)のこえ!巌(いわお)にちる血痕(けっこん)「そんなにのぼっていって...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...黒い怪鳥のように...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...恰も欹形の嘴を有せる怪鳥が常に悪声を放つが如しといひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これは昔或る武士が剣の如き尾羽をもった怪鳥を射殺した話であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...黄色い吸口のある仄暗い花をばかざしたその時私は膝つく女のやうであつた半島はわが船近く揺らぎつつ金褐の目の怪鳥の糞と争ひを振り落とす...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...怪鳥のごとく飛降りるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは夜の怪鳥(けてう)の聲でなければ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ヒ」怪鳥(けちょう)のような笑いが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪鳥の如く姿を隠してしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪鳥となって加州侯を苦しめ...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...縁側から怪鳥のように跳び降りたものがあります...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...これから人も怪鳥(けちょう)の往来も絶えようという小仏の夜に向って...
吉川英治 「江戸三国志」
...火を噴く山と、密林と、一鍬のあともない湖沼や草原と、怪鳥と野獸と、そして文化なく人倫なく原始民のわづかな數がその中に爬蟲類のやうな棲息を營んでゐたに過ぎない...
吉川英治 「折々の記」
...友とするものは猿(さる)や鹿(しか)やむささびや怪鳥(けちょう)のたぐい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...満をはらんだ十四反(たん)帆は巨大な怪鳥のごとく唸(うな)りを搏(う)って進む――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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