...それと思わしい方に顔を向けて清逸はいってみた...
有島武郎 「星座」
...思わしい口がないうえに小遣銭(こづかいせん)もなくなったので...
田中貢太郎 「女の怪異」
...こんなところでいつ迄荒物屋渡世(とせい)をしていても思わしい訳はないのだけれど...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...国籍や人種の問題が邪魔になって思わしい口が得られなかった...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...そこで思わしいことがなくて...
徳田秋声 「あらくれ」
...思わしい合理的な論拠は見当らない...
戸坂潤 「社会時評」
...思わしい就職口もなくて困っているので...
豊島与志雄 「未亡人」
...私は就職口も思わしいものがないところから...
豊島与志雄 「紫の壜」
...実はあれからいろいろ探したがどうも思わしいところがないんでね...
夏目漱石 「坑夫」
...思わしいのは無い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思わしい場所がないので帰ってきた...
久生十蘭 「泡沫の記」
...田舎では思わしいこともないらしくて未だにああやって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大臣はじっと空間をながめて物思わしいふうをしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君は返辞もせず物思わしいふうをしている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思わしいものはなかった...
山本周五郎 「末っ子」
...とうとう今日まで思わしい縁がありませんでした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それぞれ思わしい方面へできるだけ顔出しをするように努めたのであるが...
山本周五郎 「百足ちがい」
...常に物思わしいふうが見える...
吉川英治 「三国志」
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