...思い思いに散らばっていってしまった...
有島武郎 「星座」
...やはり役人たちがめいめい思い思いの赤誠の自我を無理押しし合ったのでは役所という有機的な機関が円滑に運転しないから困るという意味であるらしい...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...そう思い思い苦しい世帯のなかを...
徳田秋声 「黴」
...二人は思い思いの飲みものを取って...
徳田秋声 「縮図」
...いままで思い思いの考えごとを楽しんでいたかのように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...元来から行儀のよくない髯でみんな思い思いの姿勢をとって生(は)えている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...思い思いな苦しみに打ちのめされてはきりっと立ちあがっては前進してゆくのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...思い思いの苦しみが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おのおの思い思いのめかし道具を持参して...
広津柳浪 「今戸心中」
...西の後涼殿の縁には殿上役人が左右に思い思いの味方をしてすわっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...各人が思い思いの符号を持っている間は...
柳田國男 「地名の研究」
...……と思い思い、ものの五分間もいい心地になっていると、今度は私の枕元の扉の鍵穴が、突然にピシンと音を立てた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...思い思いな水鳥の群れに似た幾組かを...
吉川英治 「私本太平記」
...思い思いにそこから逃亡してしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...思い思いに座を寄せて歓語していた人々も...
吉川英治 「新書太閤記」
...思い思いな声や囁(ささや)きになってしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...思い思いに立つ者があった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...山岳方面など――思い思いに捜索に向った...
吉川英治 「平の将門」
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