...あらん限りの重荷を洗いざらい思いきりよく投げすててしまって...
有島武郎 「或る女」
...思いきり足を高く上げながら走った...
有島武郎 「火事とポチ」
...このくらい思いきりの好い倒れかたは珍しい...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...思いきり足をのばして寝た...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...あっ痛え(と彼は顔を思いきりしかめて見せて)...
高見順 「いやな感じ」
...もう一ぺん耳を貸してくれ」イワン・フョードロヴィッチはまた思いきりまじめくさった様子をして身をかがめた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――思いきり癇癪を破裂さした瞬間でさえ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...思いきり悪口を言ってあげた方がいい」「いや――あれも...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの舟で思いきり楽しんで...
中里介山 「大菩薩峠」
...思いきり首をのばし...
中村地平 「南方郵信」
...源吉爺さんを思いきりどなりつけてしまった...
中村地平 「南方郵信」
...思いきりや諦(あきら)めでは到底満足されない生死の葛藤(かっとう)が無論あったはずだ...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...医学の勉強のほうはキッパリと思いきり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...徴税代弁人は思いきり彼に突き飛ばされて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...右腕を挙げて思いきりピイプザアムの胸を突いたので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...(c)ここに御覧のとおりのこの子供*に、私は与えられるだけのものを、さっぱりと、思いきりよく、やってしまいました...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひとりごとでもいいから思いきり日本語でしゃべってみたいという気がしたこともあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...あんまり思いきりがいいので...
山本周五郎 「季節のない街」
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