...はた妻のやうに怜悧なる人ともならざるならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一体我輩のところへはあまり怜悧なものは来ぬ...
大隈重信 「我輩の智識吸収法」
...彼は怜悧な世間師だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...怜悧な少年の感覚に...
徳田秋聲 「和解」
...口こそ利けね怜悧な器用な華美(はで)な職人風のイナセな若者であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...贔屓目(ひいきめ)にも怜悧な犬ではなかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」「比較的真正直な怜悧な……いや何だかよく分りません...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...怜悧な者の飼ってる猫と同じ眼つきではない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...満足げに怜悧な長男を眺めた...
豊島与志雄 「人の国」
...といって僕もあながち自分が臆病なるゆえ怜悧なりという考えはないが...
新渡戸稲造 「自警録」
...怜悧な人が世の中におる...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...空二さんのやうに怜悧なお方がありました...
原民喜 「雲雀病院」
...世に妾ほど怜悧なる者はあるまじなど...
福田英子 「妾の半生涯」
...馬より少し怜悧な人間にならうと思ツて...
三島霜川 「解剖室」
...それも彼の怜悧な本能が知らず識らずのうちに見付け出したもので...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...この猴の怜悧なる事人を驚かす...
南方熊楠 「十二支考」
...彼女を立派な貞女にするにはある時機までは愛では全く無駄でその代りに怜悧な全然冷淡で放縱なそして優れて美しい男を與へてみたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...本質的な部分は常に同一だった――怜悧な思索家が奇妙な第二人格の形で人を強奪し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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