「怜」の意味
賢い、聡明
小説での「怜」の使い方
...形は小さなれど年は十五にて怜悧(れいり)なり...
饗庭篁村 「良夜」
...怜悧(りこう)らしくちょいちょい一座を見渡しながら...
有島武郎 「フランセスの顔」
...嫂に怜悧に甘えて...
太宰治 「おしゃれ童子」
...徒に人を小怜悧(こりこう)にするばかりである...
田山録弥 「雨の日に」
...私供の十歳よりはずっと怜悧であると思ふ...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...怜悧(りこう)な小猫だったに...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...怜悧(れいり)な人々がなすように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...怜悧(れいり)で嘲笑(ちょうしょう)的で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マグロアールは怜悧(れいり)活発で善良な風をしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...怜悧(れいり)を以って聞えたこの老人をもかほどな無謀なものにしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりに怜俐(りこう)過ぎた...
夏目漱石 「明暗」
...芦田君はその頃から怜悧(れいり)な青年で...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...みんながトリユックの怜悧さうな顔を映したいといふので……アンネットさんはやさしく媚びるやうに笑つて是をすかさんと試み...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...俺(おれ)は馬鹿でお前が怜悧(れいり)だといふんだね...
三島霜川 「青い顏」
...袖(そで)を口もとにあてている様子にかわいい怜悧(りこう)さが見えるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こよなう怜(うれ)し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十太夫と云ふ怜悧(れいり)な若者がゐた...
森鴎外 「栗山大膳」
...浄瑠璃の老婆は怜悧にすぐ話を外に反らすのだった...
横光利一 「旅愁」
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