...この一代の大儒の前に忸怩(ぢくぢ)として先刻の無礼を謝した...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...この一代の大儒の前に忸怩(じくじ)として先刻の無礼を謝した...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...併し自ら「通がり」となる事の嫌ひな僕は眞に鼠賊が贓品を使用する時のやうな忸怩の情を以つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...殊にも信吾に對する忸々(なれ/\)しい態度は...
石川啄木 「鳥影」
...お吉は昨晩(ゆうべ)よりもズツト忸々(なれなれ)しく種々(いろいろ)な事を言つてくれたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...願わくは他日忸(な)れて初心を忘るるなかれ...
田口卯吉 「将来の日本」
...舊自由黨の如き最も中心忸怩たらざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...與吉(よきち)は戸(と)の陰(かげ)に居(ゐ)ては忸怩(もぢ/\)して容易(ようい)に取(と)らないで然(しか)も欲(ほ)し相(さう)に筵(むしろ)の上(うへ)の銅貨(どうくわ)を見(み)る...
長塚節 「土」
...心窃(ひそか)に忸怩(じくじ)たらざるを得ない...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...*32僕は忸(な)れ合いが嫌いだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...」感覚を佯(いつは)ることに忸(な)れた此女の情熱のうちに...
平出修 「瘢痕」
...妻にはますます忸れ忸れしくなつてゐる...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...忸怩(じくじ)たる思いは夫に疑いをかけたこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...忸怩(じくじ)たる思いは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...斯んな遊戯的情景を持ち出し何か忸(じく)ぢたる感があるが――これでも...
牧野信一 「喜劇考」
...モダン文化のネオン燦然たる前には百年変らざる伝統の世話講談を繰り返している自分に忸怩(じくじ)たるものをおぼえ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...もっともこれをなすに当っては同時に忸怩たらざるを得ぬのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分は忸怩(もじ/\)しながら...
三島霜川 「水郷」
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