...朝の心の快濶(くわいくわつ)なりしうつりか...
饗庭篁村 「隅田の春」
...心置きなくまず我方に居られよ」と快濶(かいかつ)なる詞有難く...
饗庭篁村 「良夜」
...存外(ぞんがい)快濶(かいかつ)に話したりした...
芥川龍之介 「彼」
...彼れは今此の明るい火を見て總ての事を忘れた樣な快濶になつて黒い頸卷と鉢の高い帽子とを玄關になげ出したなりどつかりストーヴの側に腰を下した...
有島武郎 「半日」
...ふツと擧げた其の面は見違へる樣に快濶になつて居る...
有島武郎 「半日」
...太つて快濶(くわいくわつ)な法学士の野田副寮長と...
犬養健 「朧夜」
...暫(しばら)くぶりで快濶に帰つて来た...
犬養健 「朧夜」
...極目蕭散にして快濶也...
大町桂月 「常磐の山水」
...此あたりやゝ快濶たる山坡(さんば)の上...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...平生あんなに快濶(かいかつ)な男が...
広津柳浪 「今戸心中」
...快濶な輝きが見えなくなって...
夢野久作 「鼻の表現」
...平生から快濶な主婦が母親が来たので一層はしやいで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...詩人ベランゼが住んで居た縁故(えんこ)で記念の名を負うた「ベランゼの並木路(アブニウ)」に臨んだ煙草(たばこ)屋は博士が七箇月間煙草(たばこ)を買はれた店で快濶な主人夫婦が面白いと云ふので今度も態態(わざわざ)立寄つて煙草(たばこ)を買はれた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...此(この)婆さんは「戦(そよ)ぐ麦」の中の「小作女(こさくをんな)」と云ふ詩に歌はれた人好(ずき)のする快濶(くわいくわつ)な婆さんである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...扉(と)を開(あ)けて呉(く)れた快濶な女中に名刺を渡すと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...主人の井杉さん夫婦が快濶と親切とを備へて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...都雅快濶にして細憂に拘拘たらず...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...また全く以前の快濶になつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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