...尚又右の条件の実行せられたる後は火中することを忘るべからず...
芥川龍之介 「遺書」
...今に至つて忘るる能はず...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...新らしき未来を忘るるの時...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...忘るるばかりに漕ぐ蒼空(あおぞら)...
泉鏡花 「悪獣篇」
...明治文壇に於ても忘るゝことの出来ないほど活気に富んだ年であつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
......
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...而も伯は屡々此の雅量と剛情との水準を秤るを忘るゝことあるが爲に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...決して閣下の国家に貢献したる功労を忘るゝものに非ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私はその時の彼女の顔を長く忘るることは出来ないであろう...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...いかならむ世にも忘るべしとも思召さず...
中里介山 「大菩薩峠」
...忘るべからざる彼の特徴のごとくに余の眼を射た...
夏目漱石 「三山居士」
...この歯とこの顔色とは三四郎にとって忘るべからざる対照であった...
夏目漱石 「三四郎」
...だから三と云う関係を知るのは結構だが林檎(りんご)と云う果物を忘るる事はとうてい文芸家にはできんのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
......
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...忘るべからざることなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...独(ひと)り忘るべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...終生忘るゝことの出來ないなつかしいものである...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ひしと戸をさし固むべき時の來て夜半を樂しくとりいだす酒夜爲事の後の机に置きて酌ぐウヰスキーのコプに蚊を入るるなかれ疲れ果て眠りかねつつ夜半に酌ぐこのウヰスキーは鼻を燒くなり鐵瓶のふちに枕しねむたげに徳利かたむくいざわれも寢む醉ひ果てては世に憎きもの一もなしほとほと我もまたありやなし一刻も自分を忘るゝ事の出來ぬ自己主義の...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
