...癩病は彼の最も忌み嫌ふ處であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その出来事を悪夢のように忌みきらった...
有島武郎 「或る女」
...不用意にも女を捕えてじかづけに病気の種類を聞きただす男の心の粗雑さを忌みながら...
有島武郎 「或る女」
...一も忌み避くることなかりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ラザルスは癩病患者のように人々から忌み嫌われたばかりではなく...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あるいはゴリラを忌み嫌う父祖以来の伝統が...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...ピタゴラスの豆に対する話はやはりこうした「物忌み」らしく思われるのである...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...人から忌みきらわれるばかりである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかもそれに出會ふことを人生の不幸として忌み又は恐れるならば...
波多野精一 「時と永遠」
...それが恐れる色も忌み嫌うようすもなく...
久生十蘭 「湖畔」
...本国政府から強要される仏国風の教化を毛虫のように忌み嫌い...
久生十蘭 「魔都」
...因って白犬と呼ばるるを忌み...
南方熊楠 「十二支考」
...餅を忌み嫌いたもうとて...
南方熊楠 「十二支考」
...正直のところある程度までわたしに平凡な友愛を忌みきらわせたばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...元のおこりは物忌みの解けた時の喜びを表わす祭ではなかったかと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...シナの民間にも収穫に伴う物忌みの儀式があるかどうか知りたいと思っていたところ...
柳田国男 「故郷七十年」
...それから一カ月以上物忌みして...
柳田国男 「故郷七十年」
...その旗頭の地位に立つに及び小膽者の自分は飜然(ほんぜん)として彼を忌み憎み...
若山牧水 「古い村」
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