...婦人(おんな)ばかりでたよりにはならぬが、近い上に心安い...
泉鏡花 「悪獣篇」
...心安い熟睡を遂げた...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...開けっ放しの心安いものに見えないではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...心安い仲間同士にもなるだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すぐにやってきた心安い笑顔は初老のご婦人そのものだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...心安い方で隠れたお座敷のほうにおられますから」とあとの人々へ言わせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もとから心安い老僧などで忌中を籠(こも)ろうとして来ていた人たちなどだけに真実のことを知らせ遺骸のあってする葬式のように繕わせて出す時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いかに心安い間でも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...心安いのはない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...三人共留学中は伯林(ベルリン)にゐたので、非常に心安い...
森鴎外 「魔睡」
...そんなら何故(なぜ)心安い杉村の声がするのに...
森鴎外 「魔睡」
...心安い同士の間には身だしなみの必要もなくて...
柳田国男 「雪国の春」
...中野さんと戸塚の野郎は前から心安いんか」三好が仄白い光りの中で片目をつぶって笑った...
夢野久作 「オンチ」
...老爺(おやじ)の心安い巡回の巡査に発見されたので...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...……もうこうなったら諦らめろよ」「……………」「俺の顔を見知って来たか……」「……………」「俺がドレ位の恐ろしい人間かわかったか」「……………」「わかったか……阿魔(あま)……」「……………」「……俺の云う事を聞くか……」「……………」「聞かねばこのまま突出すがええか……警察は俺の心安い人ばかりだ」白い手の力がグッタリと抜けたようであった...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...私とは極く心安い仲で……ヘヘエ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...わたくしの心安い本職の博奕打から聞いた話で御座いますが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...どんなに私の心安い本屋でもこれまで名の知れてない人の長い小説は引き受けてくれませんからね...
與謝野晶子 「女が来て」
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