...同一(おなじ)道学者何某(なにがし)の有るのに心付いて...
泉鏡花 「婦系図」
...ああ、江戸児(えどッこ)はこの味を知るまい、と乗合の婦(おんな)の移香を、楽(たのし)みそうに、歯をスーと遣(や)って、片手で頤(あご)を撫でていたが、車掌のその御注意に、それと心付くと、俄然(がぜん)として、慄然(りつぜん)として、膚(はだ)寒うして、腰が軽い...
泉鏡花 「婦系図」
...今夜何時の汽車で立つのかを聞き洩(も)らしたことに心付き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此れによく似た場合は物質的のみならず精神的の各方面にも到處にあるが損害をかけた人も受けた人も全然其場合の因果關係に心付かない事が多いやうに思はれる...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...しかしわたしは床(とこ)の間(ま)に置き捨てた三味線(さみせん)のふと心付けば不思議にもその皮の裂けずにいたのを見ると共に...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...今までは記憶(きおく)してゐるとも心付(こゝろづ)かずにゐた浄瑠璃(じやうるり)の一節(いつせつ)がわれ知らずに流れ出るのに驚(おどろ)いた...
永井荷風 「すみだ川」
...道端に竹と材木が林の如く立っているのに心付き...
永井荷風 「雪の日」
...與吉(よきち)が泣(な)きはせぬかと心付(こゝろづ)いた時(とき)碌(ろく)に洗(あら)ひもしないで出(で)て畢(しま)つた...
長塚節 「土」
...千里の深きより来(きた)る地震の秒を刻み分を刻んで押し寄せるなと心付けばそれが夜鴉の城の真下で破裂したかと思う響がする...
夏目漱石 「幻影の盾」
...ふと打(う)ち明(あ)けるのも一興(いつきよう)だらうと心付(こゝろづ)いて...
夏目漱石 「門」
...心付けを貰つた義理があるせゐか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が不図(ふと)心付た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...追われると心付いて...
宮本百合子 「或日」
...そのときは心付かなかった自身への甘えがあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしその間には心付かず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...直温は夙(はや)く旧記の矛盾に心付いたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...多くの形容法や人の心付いて名にしようと思う特色の説明法が...
柳田國男 「地名の研究」
...その時までは何も心付きませんので「……ヘエ……昨日(きのう)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の佐々木朗希さん: ドジャースの投手で、BIGBANGメンバーと交流した。 ⚾️
- 野球選手の今井達也さん: 右腕の疲労でIL入りも構造的な問題はなし ⚾
- 野球選手の大谷翔平さん: ドジャースの「1番・DH」として出場、連続出塁記録に挑む ⚾
時事ニュース漢字 📺
