...ややありて二匹は心付き...
巌谷小波 「こがね丸」
...他(かれ)は少しも心付かで...
巌谷小波 「こがね丸」
...死の巨大な凶報も心付かずして...
梅崎春生 「桜島」
...折柄傍らなる小門の蔭にて『横笛』と言ふ聲するに心付き...
高山樗牛 「瀧口入道」
...何事の起ったのかと種彦はふと心付けばわが佇(たたず)む地の上は一面に踏砕(ふみくだ)かれた水晶瑪瑙(めのう)琥珀(こはく)鶏血(けいけつ)孔雀石(くじゃくせき)珊瑚(さんご)鼈甲(べっこう)ぎやまんびいどろなぞの破片(かけら)で埋(うず)め尽(つく)されている...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...いつの間にかまた降出してゐたのに心付くのであつた...
永井荷風 「花より雨に」
...わざ/\回(まは)り路(みち)をするのも變(へん)だと心付(こゝろづ)いて...
夏目漱石 「門」
...一刻も早く使命を完(まっと)うする方が万全の策と心付いた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...昔あれほど気に病んでいたお線香代のほかのお心付けも...
正岡容 「小説 圓朝」
...野干の告げに心付いて注意しおると獅巣から出るとて右のごとく振舞う虎も起き出てかく動作した...
南方熊楠 「十二支考」
...それとは心付かれぬように芸術性の問題はさけて行っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこで心付いて、もうすこし傷が丈夫になったら眠る間腹帯はとることにしようと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...家の内の人々は少しも門外に心付かず「大原君...
村井弦斎 「食道楽」
...暫くして女がふと心付くと...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...△天橋の意義と傳説 此に行つて予の心付いた事は...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...東北の地名のカヌカに関するお説を見て心付くのは...
柳田國男 「地名の研究」
...世知らぬ乙女心のおぞましさに其(その)時は夢更(ゆめさら)心付き候はず...
夢野久作 「白くれない」
...同時にあらゆる証拠が揃っていながら「冤罪(むじつ)だな」と名奉行が心付き...
夢野久作 「鼻の表現」
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