...心あてにしている景色でもかく事を...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...誰を心あてにしたものか...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...濱で網を曳いて居るから行つて見たらどうだと亭主がいふので草履を借りて横丁から心あてに濱へ出る...
長塚節 「須磨明石」
...只心あてに見し雲よりは上にありしとばかり言はねばならぬ處に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...心あてに見し処は少くも半腹(はんぷく)位の高さなるべきを...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...心あてに折らばや折らむ初霜(はつしも)の置きまどはせる白菊の花この躬恒(みつね)の歌...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...心あてに折らばや折らむ初霜(はつしも)の置きまどはせる白菊の花この躬恒(みつね)の歌「百人一首」にあれば誰も口ずさみ候えども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...心あてに折らばやなどと仰山(ぎょうさん)に出掛けて躬恒が苦心して折らんとしたるにや...
正岡子規 「人々に答ふ」
...「夕露にひもとく花は玉鉾(たまぼこ)のたよりに見えし縁(えに)こそありけれあなたの心あてにそれかと思うと言った時の人の顔を近くに見て幻滅が起こりませんか」と言う源氏の君を後目(しりめ)に女は見上げて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...燦(さん)たる北斗星の光を心あてに...
夢野久作 「鼻の表現」
...その河内路を心あてにしておりますなれど...
吉川英治 「私本太平記」
...おそらく心あてとしていた大塔ノ宮とも会えず...
吉川英治 「私本太平記」
...心あてに抱いたようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...心あての身寄りも今はいず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は谷川の水音を心あてに降りて行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこらへ牛を繋いで置け」滝の音を心あてに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...亘志摩の邸附近を心あてに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...心あてにした恰好な木蔭もなく...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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