「徨」の意味
さまよう
小説での「徨」の使い方
...吾人は彷徨の「人」であつて哲學者でも藝術家でもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして夜は笛又は絃樂器に合せて歌ひながら街頭を彷徨ひあるいた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...死所を求めて彷徨う家出人が大金の入った蟇口を拾い...
海野十三 「深夜の市長」
...例の見失つたマグダーレンに似た女を求めて彷徨ふやうな心持を包んで...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...「虚構の彷徨(ほうこう)」という私の第二創作集に...
太宰治 「小さいアルバム」
...五月七日――五月廿三日生と死との間を彷徨した...
種田山頭火 「其中日記」
...あてもなく彷徨(さまよ)い歩く...
寺田寅彦 「秋の歌」
...そこらに彷徨(うろつ)いていた...
徳田秋声 「足迹」
...ふらふらとそこいらを彷徨する...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...彷徨(ほうこう)してる力...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつも幽靈の如く意識の背後を彷徨し...
萩原朔太郎 「青猫」
...夜ごと夜ごとに彷徨い歩きました...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...方々彷徨うて居つて或は寺或は河岸或は木の下などへ往つてやつて居る...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...五里霧中に彷徨させられているような状態で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...又ハ街頭ヲ彷徨(ほうこう)スル精神異常者ノ中ニ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彷徨つたことだらうとも考へられる...
吉川英治 「折々の記」
...常に彷徨(さまよ)って来た彼だけに...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠い昔に死に絶えた蜂の巣の内部を彷徨っていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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