...寺院のあたりを徘徊(はいかい)する人の遠い足音はいよいよ稀(ま)れになってきた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...芭蕉扇を手にして徘徊するを見る...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...僕は決してかう云ふ町裏を徘徊(はいくわい)する気にはならなかつたであらう...
芥川龍之介 「本所両国」
...洛中(らくちゅう)に徘徊する盗人の中でも...
芥川龍之介 「藪の中」
...この目的のためにしばしばこの女の住居(すまい)の近所を徘徊(はいかい)して容子(ようす)を瞥見(べっけん)し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...心は渺(びょう)として空(むな)しく河上を徘徊(はいかい)するという間の抜けた有様であった...
太宰治 「竹青」
...それでも中の植半から大倉氏の別荘のあたりを徘徊する土手の人々は...
谷崎潤一郎 「幇間」
...それから通りを徘徊してみると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...理想と煩悩の間に徘徊※徨せる著者が懴悔の一片とも見るべく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...俯仰(ふぎょう)徘徊(はいかい)自から措(お)く能(あた)わず」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...残月が赤石沢の奥に徘徊する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...しきりに揺れている」玄堂の中を徘徊しながら...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...同じ所を徘徊(はいかい)しているらしい...
夏目漱石 「草枕」
...あてもなく市中を徘徊するようになった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...たとい親の敵は目の前に徘徊(はいかい)するも私にこれを殺すの理なし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...馬嘶キテ白日ハ暮レ剣ヲ鳴シテ秋気ノ来タル我ガ心ハ渺トシテ際リ無ク河上ニ空シク徘徊ス*僕の知友に...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...城外の者か? 城内のお人か?」「まさか城内の者が深夜あのような異装を作って徘徊いたすはずもなし...
吉川英治 「江戸三国志」
...在方(ざいかた)を徘徊(はいかい)する悪い虚無僧の中には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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