...勿論その人類という観念の中に己(おのれ)をも加えざるを得ないのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...更に精神的産物の獲得および生産にまで延長されてゐる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...かの目的の幾分にても達するを得ば...
高木敏雄 「比較神話学」
...私も彼女も得意そうにわざとそこいらをうろついたものでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私がなんぼ無教育な女でも直接貴女に手紙上げたら失礼なことぐらゐ心得てますのよ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...人民に豊富な収入を得せしめかつ国家に充分な収入を得せしめることは...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...それに又唯物弁証法は歴史の内には存在しても自然の内にはあり得ないというなら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...代々そう心得て百姓を抑(おさ)えて来ていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の声にはたしかに得意の響きがあったのです...
夏目漱石 「こころ」
...あまり結構な答へを得たためしはありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本能的な愛などは猶(なほ)さら感じ得ませんでした...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...若き男小蛇を愍(あわれ)み種々押問答の末ようやく納得させ...
南方熊楠 「十二支考」
...まぎれもないその理由によって芸術の対象としての葉子の現実を徹底的には解剖も解決もし得なかったということを感じるのである...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...一度時を得て都に入ると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そして不思議な偶然の機会から殆ど命掛けの勇気を出して恋愛の自由を贏(か)ち得たと同時に...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...また大利を得るかもしれん...
吉川英治 「三国志」
...僅か数カ月で読み書きし得るようになるからである...
和辻哲郎 「鎖国」
...それを機縁として私のファウストが真の叡智を得て行くのである...
和辻哲郎 「転向」
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