...徒らに漠然として廣い知識と思ふ毎に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...何か一つ徒ら半分かいて見て...
田澤稲舟 「五大堂」
...「どうも此の辺に悪い狐が出て徒らをするから...
谷崎潤一郎 「少年」
...対岸飽浦(あくのうら)の機械の響が徒らに喧しいといふ感じを起させるが...
田山録弥 「町」
...現在の女子教育が徒らに偏知教育に流れて立派に飯がたけて満足に着物が縫える女が少ないことは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...徒らに国際政局を刺※するものだとか...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ徒らに日がたってゆきました...
豊島与志雄 「霊感」
...一群の暴徒らは皆...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして暴徒らをじっとながめながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...又、世の中を見ると、のう、庄吉、武家は、徒らに、空威張りのみで、金子の前に、頭を下げぬ者が、幾人おる」「そうでござんすとも――」「調所のやった密貿易(みつがい)を、わしは、学ぼうと思う...
直木三十五 「南国太平記」
...徒らに盃をあげて歡聲を發するような普通の祝言ではありませぬ...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...隣の長屋に、五郎助と貫六を訪ね、その貧しい着物を徹底的に調べましたが、素より女浴衣などが入つて居る筈もなく、これも徒らに、八五郎をがつかりさせるだけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五百以上の参衆を数うること稀ならぬ当時の禅徒らの執行するものに比べて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...大変徒らなことに違ひなかつた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...徒らに口に出す位ひでは...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...抑揚の鈍い濁つた混声の中から徒らに父のそれを認めようと努力したのであるが...
牧野信一 「蔭ひなた」
...「生首正太郎」や「閻魔の彦」や「山田実玄」や徒らに血糊沢山の書生芝居...
正岡容 「大正東京錦絵」
...六七人の生徒らが口笛を吹いたり笑つたりして...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
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