...後々(あとあと)に至って読者に合点(がってん)が行くであろう)前置きはこの位に止(とど)めて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...これから後々自分が忍んでゆくところにしようと思っている清月に柳沢と一緒にゆくのは厭であった...
近松秋江 「うつり香」
...後々得るだろう経験を統制するものであらざるを得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一私儀(わたくしぎ)狂言作者志望につき福地先生門生(もんせい)と相成(あいなり)貴座(きざ)楽屋へ出入被差許候上者(でいりさしゆるされそうろううえは)劇道の秘事楽屋一切の密事決而(けっして)口外致間敷(いたすまじく)候依而(よって)後日(ごじつ)のため一札如件(いっさつくだんのごとし)歌舞伎座稽古は後々(のちのち)まで三階運動場を使用するが例なり...
永井荷風 「書かでもの記」
...却(かえ)って後々まで褒(ほ)められ敬われるでは無いか...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...後々まで碌なことは言われないような始末にならんとも限りませんぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...藤崎作左衛門殿を御使として遣(つかわ)され後々の事心配致(いた)すまじき旨(むね)仰(おお)せられ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...後々(のちのち)神事に限られるようになったのは...
柳田国男 「海上の道」
...後々(のちのち)は異説を生じ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...後々気をつけていると中間の例はまだそちこちにある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...後々他の名称に取って代られて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...はた原因であるかを決しかねるが後々までも村に怪力の人が輩出したといい...
柳田国男 「山の人生」
...後々まで遺族や家臣の涙をそそった...
吉川英治 「上杉謙信」
...後々の大きな孝養を心がけてくださらぬか...
吉川英治 「剣の四君子」
...せつなに、口も渇(かわ)き、舌の根ももつれ、なにをさけんだか、あとでは自分でもわからない――というのが、後々、一騎当千なつわものと呼ばれるようになった人々にしても、正直に述懐(じゅっかい)するところである...
吉川英治 「新書太閤記」
...後々の跡目恩賞は決して相違あるものではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...後々までの語り草になされる...
吉川英治 「新書太閤記」
...その頃うけた記憶として、こういう事象が、後々まで、脳の深部にありありこびりついている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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