...仕返して往つて敗辱を取つてはならないから...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...引金をグッと引けば、往来に居ながら、遥か向うの戸口まで、郵便物が射出(いだ)されて飛んでゆくのです...
海野十三 「発明小僧」
...今度の伊勢参宮にも伴(つ)れて往くと云うことになっておりました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...三度海の方へ歩いて往ったが...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...広巳は定七の耳へ口を持って往った...
田中貢太郎 「春心」
...どこへも往きはしないよ」平三郎は眼を(みは)っておどろいてこっちを見ている婢と顔を見あわした...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...道人も起(た)ちあがって童子を伴(つ)れて往ってしまった...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...前夜(ゆうべ)の家へ往って聞こうと思っていたが...
田中貢太郎 「妖影」
...ロレ すれば誰(たれ)が持(も)って往(い)んだぞ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...上高井戸に往(い)って復(かえ)るまで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...文化時代の繊巧は往々にして以前の優美温雅の趣きを失はしむるに至りぬ云々(うんぬん)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...土手の往来に面した一方の片側で...
中里介山 「大菩薩峠」
...右往左往するなかを...
中村地平 「霧の蕃社」
...南宋の淳煕三年金国へ往った大使の紀行『北轅録』にも〈趙州に至る...
南方熊楠 「十二支考」
...チーリンスの王アムフィトリオーンが軍(いくさ)に往った不在に乗じかの王に化けその後アルクメーネーに通じ生むところ...
南方熊楠 「十二支考」
...往来不可能の谷底のように考えるけれども...
柳田国男 「山の人生」
...往来へ散らばると...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...血痕の刎(は)ねが見えて、往時を偲ばせ、見るも哀れな一幅であるとて、後に、狩野衲永(かのうのうえい)がそれに一詩を題したという...
吉川英治 「新書太閤記」
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