...通り少きこの橋上月をながめ涼みを取るもあながち往来の邪魔にはなるまじ」とやり返せば...
饗庭篁村 「良夜」
...往来(ゆきき)の人の多いことに...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...私の窓に添うた廊下を往来する足音も絶え...
「草藪」
...三左衛門から紙包(かみづつみ)を受けとって仏壇の前へ往き...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...膝を寄せて往って両手ですくい...
田中貢太郎 「蠅供養」
...古往今来、帝王宰相の飽くを知らざる功名心も、いまだ商業家・製造者の険悪なる猜疑心のごとく欧州の平安を害したるものあらざるなりと...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...五里の道を日に三度も往復するのを...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...これでさすがの驕慢児も往生だと世間は見ていたが...
中里介山 「生前身後の事」
...お雪も悪い心持はなく往来しているうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...うまい具合に枝が往来の方へ横に出ている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...然(し)かのみならず古文古歌の故事は往々浮華に流れて物理の思想に乏しく...
福沢諭吉 「新女大学」
...まづわが身の往生をおぼしめして...
三木清 「親鸞」
...往々にして肉体はそれをうらぎって行動する...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...不思議に平地にも往々にこの名がある...
柳田國男 「地名の研究」
...黄色の衣まばゆくも匂へるを着て物は今足のまはりを往来(ゆきゝ)しぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...大江山に立ち往生して...
吉川英治 「私本太平記」
...往来まで追い駈けて行った...
吉川英治 「治郎吉格子」
...助九郎は仲間(ちゅうげん)を連れてもう往来の向う側へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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