「役僧」の意味
寺院で特定の役割を担う僧侶
「役僧」の例文(場面別)
- 仏教・寺院関連その寺では、役僧が法要の準備を整えていた。
- 歴史資料中世の文書に『役僧の職務規定』が記録されている。
- 小説・時代劇役僧の姿が廊下を急ぎ足で通り過ぎた。
小説での「役僧」の使い方
...給持(きうぢ)の役僧(やくそう)は『如何(どう)だ』といつた風に眼で笑つて...
薄田泣菫 「茸の香」
...寛永寺の役僧は見識のあったもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幸い来合せた寄進主の春木屋治兵衛、住職と談合の上、寛永寺の役僧と、寺社奉行から出張の同心立会いの上、三つの千両箱は本堂に移され、治兵衛の手で封を切ることになりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寛永寺の役僧は、三千兩の寄進に立ち合ふ筈で、晝過ぎから寺に來てゐなすつたが、引渡しが翌る日と決つて、これも夕方引揚げなすつたさうだ、――宵(よひ)ぢやねえが、八兄哥に言はせると、これも怪しいんだらう、行つて訊いてみな」「へツ」八五郎一ぺんに悄氣(しよげ)て了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寛永寺の役僧は見識のあつたもので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上野の役僧某に請出(うけだ)されて入谷(いりや)に囲われ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...庵主の大堅(たいけん)和尚は、黒旋風の脅迫があったにも拘らず、清浄な庵内に、不浄の役人を踏み込ませることを嫌い、役僧、小僧、寺男二人と共に庵内に籠り、静かに経を読み、香を炊いて、物ともせぬ姿でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小僧一人を人質代りにつれて」役僧は猿轡(さるぐつわ)を解いてもらって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主(おも)な役僧一同へ...
長谷川時雨 「九条武子」
...よく田舎寺の役僧などが著てゐるやうな縞柄の褞袍(ハラート)などは決して身につけてをらん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...司祭は二人の役僧をしたがえて...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...次郎吉は役僧たちの寝る部屋が一杯だからとて...
正岡容 「小説 圓朝」
...この役僧に話して...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...「此処にも鍵(かぎ)を預かったお役僧がいて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...此処(こヽ)から六条の本山(ほんざん)に通(かよ)つて役僧(やくそう)の首席(しゆせき)を勤めて居たが...
與謝野寛 「蓬生」
...役僧以下も給仕に付いて...
吉川英治 「私本太平記」
...役僧のひとりが、執務所の机を離れて、「お召しですか」ひざまずくと、帳(とばり)の蔭で、「範宴(はんえん)をよべ」と、いった...
吉川英治 「親鸞」
...迎えに来た鞍馬の役僧と...
吉川英治 「源頼朝」
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