...當時齊彬公樣は歐文書類を版本としてあまねく御藩中に學ばしめんとの御尊慮によつてひそかに嘉平に御洩談あらせらる――」...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...斉彬の頭の中も、血の中も、大船を造ることを禁じるというような愚令を、早く、撤廃させなくてはならぬ、ということで、いっぱいになっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「寛之助っ」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...父の八郎太が、裁許掛見習として、斉彬の近くへ出るのと、斉彬の若者好きとからで、小太郎は無役の、御目見得以下ではあったが、時々、斉彬に、拝謁することができた...
直木三十五 「南国太平記」
...低声(こごえ)になって「斉彬公の御子息御息女四人までを呪殺したる...
直木三十五 「南国太平記」
...斉彬公へ仔細に言上するか?――もし...
直木三十五 「南国太平記」
...「それから――お由羅方の毒手を監視のため、典医、近侍、勝手方、雇女を見張る役が要るし、同志があれば此上とも加えること、斉彬公へ、一応、陰謀の話を進言すること、要路、上司へ、場合によっては、訴え出る用意をすべきこと――」と、名越が、書きながら、話していた時、下の往来の泥濘(ぬかるみ)路に、踏み乱れた足音がして「名越殿」と、叫ぶ者があった...
直木三十五 「南国太平記」
...河川の修繕――)斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...「ま、何うして、こんなに、御老中方は、斉彬様に、家督を譲らせようと、致しますのやら――又、舶来舶来と、重豪公の真似をして、折角のお金を無くなすことは、眼に見えておりますもの」「いや、それは、何れは、斉彬の世になるのじゃから、無くなるなら、いつかは無くなるが、西丸留守居の筒井肥前め、早く隠居を致せといわんばかりに、茶壺と、十徳を、二度まで、出しおった...
直木三十五 「南国太平記」
...斉彬公からの手紙(この手紙は...
直木三十五 「南国太平記」
...「何を書いていた?」「斉彬公が...
直木三十五 「南国太平記」
...子は父のために痩す、という言葉があるが、斉彬公は、大殿のために、何うしてその非を匿そうかと努められるであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...作っておいた」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...どうかのだいど?」「造化の大道」「それそれ、造化の大道ってばさ、こっちお向きよ」「師匠は、酔うといかん」貴島は、手を振り放して「仮令(たとい)、斉彬なりと雖も、又、益満の命なりとも、開国説をとるなら、わしは、反対じゃ――」「妾の命でも、反対か」富士春は、膝を崩して、又、手を取ろうとした...
直木三十五 「南国太平記」
...庭を見ながら「いよいよ斉彬公...
直木三十五 「南国太平記」
...「何んじゃ?」「はっ」「申してみい」「はっ――手前達、五十人、百人集まりますよりも、お上御一人の方が、日本のために、天下のために――何れだけお役に立ちますか? そのお上に、仇を致します奸人共を討つに、吾等の十人、二十人、物の数では、ござりませぬ――」「大間違い」と、斉彬が、云った...
直木三十五 「南国太平記」
...斉彬公と共に、これまでの月日が去ってしまって、ちがった陽の下に、生れ帰って来たような気がする」五代才助が呟くようにいった...
直木三十五 「南国太平記」
...またぞろ時文彬(じぶんぴん)へ迫って...
吉川英治 「新・水滸伝」
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