...はたと当惑するのだ...
太宰治 「春の盗賊」
...これではマア坊も当惑する筈(はず)だ...
太宰治 「パンドラの匣」
...彼等は彼の当惑する様にびっくりして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...歯の悪いのに蛤(はまぐり)の吸物などは一番当惑する...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...全く無意識に前句または前々句等の口調が出て来たがるので当惑することがしばしばある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...全く以て申しわけがないことじゃ」備前屋の主人が額(ひたい)へ手を当て当惑するところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供心にも当惑することはなかった...
堀辰雄 「幼年時代」
...その彼等の失望の顔を見てわらつてやりたいのだ――僕の当惑するのも関はず彼女はぐいぐいと僕の腕を引つ張つて...
牧野信一 「女優」
...その実際の人口に対する妨げを指摘するに当惑することはないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...却(かえ)って選ぶ人たちのほうが当惑するくらいであった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...――ちょっと当惑するんですが...
山本周五郎 「風流太平記」
...師匠もしばしば当惑するようだし...
山本周五郎 「やぶからし」
...……そこでおれの立場として実に当惑するようなことが始まった...
山本周五郎 「陽気な客」
...救い難い程ぐちゃぐちゃに混ざり合った当惑するような儚い気分や記憶や印象を...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...々足元の石屑ないし塵の上に当惑するような足跡を追うことができ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...斜路は現時点での塔の頂部まで素晴らしい状態に保存されており――露天に晒されていた事を考えると極めて注目に値する――これが大いに遮蔽物となって怪奇かつ当惑する程に宇宙的な壁面彫刻を保護してきたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...当惑する程詳細になっていったのにも拘らず(*3-8)...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...また好奇心が――いやそれにも増して記憶(*5-10)を思わせる当惑するような持続性の幻があったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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