...彼等は身を僂(ちぢ)めて後脚(あとあし)で地上に強く弾みを掛け...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...つつーっと走って弾みをつけると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...この次には、岡部は、砲弾みたいに、火薬の力でこの地下戦車を斜面へうちこんでくれなどといい出すのじゃありませんかなあ」「うむ、いいだしかねないなあ、岡部のことだから……」そのうちに、用意が出来た...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...まずお月様を征服することじゃ」「まア!」「ロケットという砲弾みたいな形の...
海野十三 「遊星植民説」
...歩いていてもひとりでに足が弾み...
谷崎潤一郎 「細雪」
...うっかり弾みをつければ人間ぐらいわけなく殺せる自分の拳法を...
豊島与志雄 「水甕」
...そんな事はならぬ」二人は争う弾みに...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...そのやさしい弾みをもった少女の声だけが...
原民喜 「壊滅の序曲」
...この弾みのある、軽い、やさしい、たくみな、天使たちの誘惑には手もなく僕は負けてしまひさうなのだ...
原民喜 「心願の国」
...多少の弾みがつくから...
久生十蘭 「魔都」
...自動車のとまる軽い車輪の弾みを聞いた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...会話が弾み、お皿の擦れる音に続き、シャンパンの栓がぽんとはじけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...後篇ともいうべきその人間を何かの弾みに知りたくなるものだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...何かの弾みで間違いを起しやすい...
横光利一 「旅愁」
...「しまった」と儀助は弾みを喰った槍穂を下げて...
吉川英治 「剣難女難」
...振り向いた弾みに...
吉川英治 「無宿人国記」
...丈八郎も、一角も、はッと気を抜いて、「おうっ?」と、跳びひらいたまま、一瞬、茫(ぼう)となって、畳に、もがいている意外な犠牲者の影を見つめたが、丈八郎は、自分を目がけた一角の刃が、弾みに、罪のないお信を斬ったことに、気がついたので、「妹の仇っ」と、喚(わめ)いて、「――動くなっ、そこを」と、小脇差で、突っかけた...
吉川英治 「無宿人国記」
...うるみ声にやや弾みをおびた調子で囁いた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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