...「ひとつ御挨拶(ごあいさつ)して来てよ」「ほう」と云つた徳次郎には弱々しい困惑の色が現れた...
犬養健 「朧夜」
...おや? と思ったくらいに老(ふ)けた弱々しいお声で...
太宰治 「斜陽」
...すると弱々しい声が何かを答えた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この弱々しい小柄の母鳥のからだを水中に押し沈めた...
寺田寅彦 「あひると猿」
...小さな弱々しいおばさんであったが...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...何故甲高く弱々しいものであるかが腑に落ちるだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...背の低い弱々しい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただ虫のように愚かしい弱々しい心が...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...何となく弱々しいうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――猫の子のように弱々しい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...力の弱々しい殘りを集めて突き進んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...恥かしそうな弱々しい声で)僕は何もしやあしません...
三好十郎 「冒した者」
...弱々しい調子ながらもよくお話しになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほとんど全部弱々しいものを作っている...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...姿が弱々しい赤んぼの様でも...
柳田國男 「日本の伝説」
...弱々しい透きとおった声で...
夢野久作 「木魂」
...「はい」弱々しい返辞である...
吉川英治 「松のや露八」
...その弱々しい花から真ッ先に目がけられたように石山颪(いしやまおろし)が小雨をぶっつけてくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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