...ブラジルボク(赤い染料)やアメリカニワトコとかコケモモの殻を使って色が薄く弱々しい赤ポート・ワインに深い豊かな深紅色を与えること...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...確かに声は弱々しかったが...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...弱々しくたけたお方ではごさいましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...母親の小皺(こじわ)の多いにこにこした顔と息子の青白い弱々しい淋しい笑顔とは久しく長火鉢に相対してすわった...
田山花袋 「田舎教師」
...あてどもなくさまようている宿なし乞食のように教区へ弱々しく入り込んで来ないで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...フョードル・パーヴロヴィッチは弱々しい神経的な声で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わたしの心臓へはっと怪しい動悸の刻みを与えた瞬間「と申しますと?」弱々しい低い声音に...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...肩と頸筋(くびすじ)とはかえってその時分より弱々しく...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...木馬はその半分のところまでも届かないほどの弱々しさであった...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...弱々しい声のなかに一つの弾(はず)みが含まれている...
原民喜 「美しき死の岸に」
...弱々しい魂が敗れて嘆くときに微笑(ほゝゑ)む...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...拳銃自殺……」老人は弱々しく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「何もそんなに肚を立てないだつて好いぢやありませんか――」彼は私の姿を弱々しく見あげながら...
牧野信一 「病状」
...弱々しいあの方をただ一人のたよりになる御主人と思って右近は参りました」「弱々しい女が私はいちばん好きだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...色の蒼い弱々しい小娘に対する恐怖が...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...少し弱々しい青年になった...
森鴎外 「蛇」
...ほとんど全部弱々しいものを作っている...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...弱々しい貴公子が...
吉川英治 「三国志」
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