...それに引替え、三万円の貯金と、バラックながら二軒の家持ちの桂子、私は子供の頃、ひとから(おまんこ倉)と綽名(あだな)される、美貌の未亡人の白塗りの倉を持った家が近くにあったのを思いだす...
田中英光 「野狐」
...それに引替えジナイーダは...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...それに引替え私は寄宿舎の中にくすぶっていて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一椀の飯を尽されると共に一人の小姓は直に下って代りの汁椀を持って出てそれと引替える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...種彦は忽(たちま)ち今までの恐怖と煩悶(はんもん)に引替えていかなる危険を冒(おか)しても...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...それに引替えて麦は陸上に霜枯れの時代から蒔(ま)き初め...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...そうして和尚の首と悟りと引替(ひきかえ)にしてやる...
夏目漱石 「夢十夜」
...今直ぐに銭に引替え得る技術的学問である...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...二妾三妾随時随意にこれを取替え引替うるもまた可なり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...饗応の満足に引替えて...
福沢諭吉 「日本男子論」
...観る者の心までが蒼(あお)く染りそうなに引替え...
二葉亭四迷 「浮雲」
...出た時の勢(いきおい)に引替えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...文三は奥坐舗を出ようとする、お勢はその頃になッて漸々(ようよう)起きて来て、入ろうとする、――縁側でぴッたり出会ッた……はッと狼狽(うろた)えた文三は、予(かね)て期(ご)した事ながら、それに引替えて、お勢の澄ましようは、じろりと文三を尻眼(しりめ)に懸けたまま、奥坐舗へツイとも云わず入ッてしまッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...第十九回お勢は一旦(いったん)は文三を仂(はした)なく辱(はずかし)めはしたものの、心にはさほどにも思わんか、その後はただ冷淡なばかりで、さして辛(つら)くも当らん※が、それに引替えて、お政はますます文三を憎んで、始終出て行けがしに待遇(もてな)す...
二葉亭四迷 「浮雲」
...彼らが生産し得る生産物の追加分と引替えに単に農業労働量の追加しか得られないならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...大領主の恩恵に頼ることなく彼らの食料と引替えに何物かを与えることが出来るというようになっていなかったならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最初「一円の予約金などはいりませぬ書冊引替に一円ずつお払い下さればよろしい」と云って引き入れたので...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...印税なれば初版一冊分をそっくり陶器と引替えに支払わなければならない...
室生犀星 「陶古の女人」
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