...彼等は引き分けられて退く...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...熱心にも程がある度が過ぎては体に毒だからと宥(なだ)めるようにして二人を引き分けた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...引き分けられてもなお...
壺井栄 「赤いステッキ」
...衛士(えじ)だか行司だかが飛び出して来て引き分け引き止める...
寺田寅彦 「田園雑感」
...これは両方を散らさぬ先に引き分けるが上分別(じょうふんべつ)とは思い浮んだけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...行司はつと立つて竹刀の中へ割込んだが「この勝負は行司預りおきますと引き分けてしまつた...
長塚節 「撃劍興行」
...どう手を付けて引き分けていいか分らない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そうすればあの男はきっとぼくたちを引き分けてしまう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それを引き分けるに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上下にと引き分けられた厚い唇の間から非常に大きく乱杭な歯と細ー長い列とが現われて消えた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...断然お引き分けになろうとするお考えらしいのを見まして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...負けるくせに辛抱づよく闘ふ鉄は引き分けてやつても戦ひを挑んできかなかつた...
室生犀星 「鉄の死」
...引き分けて遣りたいものだということを...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...今はからずも引き分けられて...
森鴎外 「山椒大夫」
...いい機(しお)を引き分けたので...
吉川英治 「剣難女難」
...引き分ける工夫はないか……」などと...
吉川英治 「剣難女難」
...すぐに宮内が馳(か)けつけて引き分けてくれたからこそ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...長い垂れ幕もまた静かに引き分けられた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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