「弄ぶ」の意味
もてあそぶ
小説での「弄ぶ」の使い方
...未婚の女でとおして来た年老いた伯母の手を弄ぶともなく弄んでいた一人の若い女が...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...或る眞理と或る價値とを體得しない者がその眞理と價値とを口舌の上で弄ぶことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...各所で演説會を開いて過激な言論を弄ぶやうになつては從來會場を貸して居た佛教及び耶蘇教の會堂でも其を斷るやうになつた...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...徒に茶器を骨董的に弄ぶものはあっても...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...物を弄ぶのはその物の真髄を知らないからである...
種田山頭火 「赤い壺(三)」
...しろうとの女を弄ぶのは...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...ああ世人の名を喜んでその実は問わざるや若し名目を弄ぶに巧なるものあって名を忠孝と衛生とに借らんか...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...春風の香しき鬢のもつれを弄ぶが如き律ありて...
永井荷風 「舞姫」
...あなたのおっしゃる文字を弄ぶ方が本職で...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの女の感覚を弄ぶなどと...
林不忘 「あの顔」
...あんな好人物を弄ぶのはいい加減にしろ...
久生十蘭 「雪間」
...徒に浮華に流れて虚文を弄ぶが如き...
福沢諭吉 「新女大学」
...都(すべ)て父母の利心に生じて子を弄ぶものなれば...
福沢諭吉 「新女大学」
...弄ぶとは知らずに幼い建築を企てる子供のやうに...
水野仙子 「響」
...自分の創作慾は〔十七字略〕政治家と稱される人間が憲政を弄ぶのとは...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...又專門審美家のうちにも粧飾語を弄ぶものあり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...醜い茶器を弄ぶ習慣から全く自由になり切ってはいないのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...かういふ言を弄ぶのでは決してない...
吉川英治 「折々の記」
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