...柳橋は廻り場で、自分も結って貰って懇意だし、め組とはまたああいう中で、打明話が出来るから、いっそその弟子になって髪結で身を立てる...
泉鏡花 「婦系図」
...部屋中がグルグル廻転し...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...例の頭の毛をモジャモジャと指でかき廻す癖が始ったので解ります...
江戸川乱歩 「黒手組」
...爪立ちして歩き廻つてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...男 (四辺を見廻す様にして)はははは...
中原中也 「夢」
...「すると私(わたし)とは一廻(ひとまわり)以上違うんだね...
夏目漱石 「道草」
...恐しく惡智慧(わるぢゑ)の廻る野郎だ」平次はガラツ八に手を貸して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――なんでもない――といって四半刻ほど見廻ってから帰って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ジジ‥‥とレコードは廻転してゐる...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...将校は装置のまわりを走って廻り...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...次へ廻しやしょう」印東はだらしなく壁に凭れて...
久生十蘭 「魔都」
...時間急ぎで眼の廻るやう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...風は陣々と滲みいるやうにあたりを廻りはじめてゐる...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...そればかりか私の家なぞは祭りと言っても別段何をするのでもないのに引き替えて商家では稼業(かぎょう)を休んでまでも店先に金屏風(きんびょうぶ)を立て廻し...
水上滝太郎 「山の手の子」
...今対岸葛西の村を廻る火の番の拍子木が冴えて聞えて来る...
山本周五郎 「青べか日記」
...これにのた打ち廻られてはパリーもたまるまいと思う...
横光利一 「欧洲紀行」
...片手は背に廻して先刻(さつき)から泣いて居る榮子を負(お)ぶつて居るのである...
與謝野晶子 「帰つてから」
...いかに才賢(さいかしこ)く立廻っているようでも...
吉川英治 「平の将門」
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