...廓大鏡に覗いて見ると...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...顕著なる一つの輪廓を有(も)っていた...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...若葉町(わかばちやう)旭(あさひ)の廓(くるわ)と鑄(い)てかゝげた...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...第三章「現實は自我の無理想的活動」に於いては、解決附きの經驗には、いつも輪廓的、外向的無内容が伴ふから、最も内容的になるには盲動の刹那を自覺すべきこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そこから小川を一つ隔てた田圃(たんぼ)なかにある遊廓(ゆうかく)の白いペンキ塗の二階や三階の建物を取捲いていた林の木葉(このは)も...
徳田秋声 「あらくれ」
...吉原田圃の全景を眺めるには廓内京町(くわくないきやうまち)一二丁目の西側...
永井荷風 「里の今昔」
...与えられたる事実の輪廓である...
夏目漱石 「イズムの功過」
...輪廓(りんかく)は橋口五葉君に画いて貰ったのを春陽堂に頼んで刷らせて居る...
「文士の生活」
...次第に事件の輪廓(りんくわく)が明かになつて行くやうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...往還に沿うて続いて居る堤の青草の上に投げ座りをして体の重味で伏した草が白い着物の輪廓をまるで縁飾りの様に美くしく巧妙に囲んで居るのを見たり...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...南の一廓はあいた御殿もない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その輪廓(りんかく)をはっきり見ようと...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...日本一の愛猫家物語子猫の嫁入り先が四十六軒?明治の文士で廓(くるわ)通の片山友彦君...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼女達は彼女達の自然(獣性)を彼女達の不自然(良心)の城廓に封じ込めていたのである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...大内義興(よしおき)の四層閣が城廓の中心として築かれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...(安土の城廓(じょうかく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...廓内(かくない)から出てくる頭巾(ずきん)だの編笠の顔はいちいち無遠慮にのぞき込み...
吉川英治 「宮本武蔵」
...仏性の義廓然(かくねん)として虚明(こめい)なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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