...一握りだが大昔の唄やバラッドも廃れてはいない...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...中々続かず直きに廃れてしまひました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...だが、こうした概念的の見方は便利であるから、中々廃れない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...国風今に廃れず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...ぼんやりしてると頭も胸もポカポカポカポカ暖かだつたポカポカポカポカ暖かだつたよ岬の工場は春の陽をうけ、煉瓦工場は音とてもなく裏の木立で鳥が啼(な)いてた鳥が啼いても煉瓦工場は、ビクともしないでジッとしてゐた鳥が啼いても煉瓦工場の、窓の硝子は陽をうけてゐた窓の硝子は陽をうけててもちつとも暖かさうではなかつた春のはじめのお天気の日の岬の端の煉瓦工場よ!* ** *煉瓦工場は、その後廃(すた)れて、煉瓦工場は、死んでしまつた煉瓦工場の、窓も硝子(ガラス)も、今は毀(こは)れてゐようといふもの煉瓦工場は、廃れて枯れて、木立の前に、今もぼんやり木立に鳥は、今も啼くけど煉瓦工場は、朽ちてゆくだけ沖の波は、今も鳴るけど庭の土には、陽が照るけれど煉瓦工場に、人夫は来ない煉瓦工場に、僕も行かない嘗(かつ)て煙を、吐いてた煙突も、今はぶきみに、たゞ立つてゐる雨の降る日は、殊にもぶきみ晴れた日だとて、相当ぶきみ相当ぶきみな、煙突でさへ今ぢやどうさへ、手出しも出来ずこの尨大(ぼうだい)な、古強者(ふるつはもの)が時々恨む、その眼は怖いその眼は怖くて、今日も僕は浜へ出て来て、石に腰掛けぼんやり俯(うつむ)き、案じてゐれば僕の胸さへ、波を打つのだ残暑畳の上に、寝ころばう、蝿(はへ)はブンブン 唸つてる畳ももはや 黄色くなつたと今朝がた 誰かが云つてゐたつけそれやこれやと とりとめもなく僕の頭に 記憶は浮かび浮かぶがまゝに 浮かべてゐるうちいつしか 僕は眠つてゐたのだ覚めたのは 夕方ちかくまだかなかなは啼(な)いてたけれど樹々の梢は 陽を受けてたけど、僕は庭木に 打水やつた打水が、樹々の下枝(しづえ)の葉の尖(さき)に光つてゐるのをいつまでも、僕は見てゐた除夜の鐘除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る...
中原中也 「在りし日の歌」
...今は廃れた港赤江の浜からは太平洋の潮騒いの音が幽かに聞えてくる...
中村地平 「宮崎の町」
...漸(ようや)く廃れて今は稀れになった...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...今ではその辺でも廃れてゐる故郷の町に隣接する農村地方の野語を拙く真似て用ひた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...しかしこの名は疾(とっ)くに廃れて今はこれをジャノヒゲあるいはリュウノヒゲあるいはジョウガヒゲあるいはジイノヒゲあるいはタツノヒゲなどと呼んでいる...
牧野富太郎 「植物記」
...明治十年前後から次第にこの植学の字が廃れてそれを使わなくなり...
牧野富太郎 「植物記」
...従っていくばくならずしてまた廃れるのも故なきにあらずである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...廃れた見世物小屋...
宮本百合子 「「黄銅時代」創作メモ」
...大まかに寂び廃れた趣きよし...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...しかし漢医方の廃れ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...千石船が廃れてから自然にその需用も絶えた...
柳宗悦 「工藝の道」
...今日の不合理な勢ひの許では、一度廃れると、民芸として栄える日は二度とは戻り難いであらう...
柳宗悦 「雑器の美」
...この制度が廃れてから...
柳田國男 「名字の話」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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