...何か荒廃した感じがふと宇治の嫌悪をそそったが...
梅崎春生 「日の果て」
...明智さんを廃業させてみとうございますわ」「ええ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...またやたらに品が多くては廃物が出来る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...廃坑を散歩した、アカシヤの若葉がうつくしい、月草を摘んできて机上の壺にして置く...
種田山頭火 「行乞記」
...日本の事物において「近代化」しないところのあるものをすべて価値なきもの廃棄すべきものとする傾向がある...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...もし組合中破産廃業の者あるときは組合の者その株式を保管し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その勢い一転してまた未曽有(みぞう)の大改革たる廃藩置県の一英断を来たせり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...貨幣贋造や放火や加重情状付窃盗などの件に対する部分的な死刑廃止とは引き離して...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...廃盤にしたのは、性急(せいきゅう)であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...役にもたたぬ廃物同様の古砲だったので...
久生十蘭 「ひどい煙」
...それはそれなりに廃頽した美しさを示している...
久生十蘭 「魔都」
...幸にして今日に及びようやく旧に復するの模様あれども、空しく二年の時日を失い、生徒分散、家屋荒廃、書籍を失い器械を毀(こぼ)ち、その零落、名状するに堪えず...
福沢諭吉 「学校の説」
...日々を、心ならずもいやな事、心を悩ます事の多い中で暮して居るのであるから、どこの廃市にも、満ち満ちて居る自然美になつかしむ心さえあれば、何もことさらの金と時間を費さずとも、霊の洗われ、清められる慰めを得るのであるのに……...
宮本百合子 「雨滴」
...世人は西洋料理と聞くと大層高くかかるように思いますが原料を巧みに使って廃物を利用する点から申したら西洋料理の方が日本料理よりもよっぽど徳用でしょう...
村井弦斎 「食道楽」
...嶺松寺の廃せられた後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ホコリで一パイになっている廃屋は...
夢野久作 「少女地獄」
...往来の廃物を利用して新興日本の医学研究を助けるんだからね...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...廃朝(ハイテウ)ノ令を出した...
吉川英治 「私本太平記」
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