...言はば座興だもの...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...尤も座興の戯れで...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...座興(ざきょう)を混ぜて吹飛ばしたのだ...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」昭和十四年五月に「愛と美について」さうして...
太宰治 「『老ハイデルベルヒ』序」
...座頭はめくらの藝人であって専ら座興を添えることを職業としており...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...座興の添え方やもてなし振りは...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ほんの一座の座興にお角を怖がらせてみたものとしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は父がなぜ座興とは云いながら...
夏目漱石 「行人」
...座興までにといって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...見兼ねてゐる息子の照れ臭い様子が座興とでも見えたらしかつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...ほんの冗談な座興であつたにもかゝはらずそれを真にうけて千代子の来るのを自分が待つてゐたと思はれては堪らない――さう思つて私は心底から慄然としたのです...
牧野信一 「砂浜」
...無論ほんの座興であつたにも拘らずそれを真にうけて女の来るのを待つてゐたと思はれては堪らない――さう思つて私は心底から慄然としたのです...
牧野信一 「晩春の健康」
...やがて彼が座興として人々にほこり得る程度のものに過ぎない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...座興ならいいでしょうが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お座興にと云っています」とおくみが云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...座興ぐらいに思って鵜飼も大之進もそこを立って来た...
吉川英治 「剣難女難」
...「――あいや、私にはまだ武勲がないので、せめて座興に、剣の舞でも舞って、諸兄の労をお慰め申さんかと存じまして」いいながら彼はすぐ起って、剣舞をしはじめた...
吉川英治 「三国志」
...木下どのは話せぬ男で、まだ舞はよう舞わぬそうな」「……では、お座興に、わたくしがふつつかな舞を一さしお眼に入れましょう」起ったのは花嫁の寧子なのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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