...けれどもお民はその度ごとに...
芥川龍之介 「一塊の土」
...その度ごとに水を呑(の)むと見えて真蒼(まっさお)な苦しそうな顔をして私を睨(にら)みつけるように見えます...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...大きい振袖でしゃなりしゃなりと歩いているその度ごとに帯が可憐に揺れる...
上村松園 「絵筆に描き残す亡びゆく美しさ」
...洪水の度ごとにそれだけずつおいていったわけです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私が薬品を持って帰る度ごとに...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...殆どその度ごとに会つてゐるので...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その度ごとに本屋の書架から手頃らしいと思われる註釈本を物色しては買って来て読みかけるのであるが...
寺田寅彦 「変った話」
...完成の一階段を昇る度ごとに...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...聞く度ごとに私の心には一種特別な刺※を与える...
永井荷風 「日和下駄」
...経緯度ごとに音節の変調を来たしているやに見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...紀念してくれる人があるとその度ごとに生き返るんだ...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...海雲寺の本堂は、上を下への騒ぎ、何べんか富の箱を片付けようとしましたが、その度ごとに、お品と、利助の子分に妨げられて、それもならず、何がなしに上ずった騒ぎの中に、時を過してしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その度ごとに失敗して毫もその志を屈せず...
穂積陳重 「法窓夜話」
...宿に下る度ごとに講釈を聴(き)くとか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そしてその度ごとに一週間位は渋江の家に舎(やど)ることになっていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新九郎は聞く度ごとに眼を瞠(みは)った...
吉川英治 「剣難女難」
...それが川へ注(そそ)ぎ込まれる度ごとに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼を車につける度ごとに...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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