...一人残らず夜露がしっとりするまで往来に床几を出して腰をかけているか...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...長命寺(ちょうめいじ)の門前にある掛茶屋のおかみさんが軒下(のきした)の床几(しょうぎ)に置いた煙草盆などを片づけているのである...
永井荷風 「雪の日」
...将軍は床几の上でサラリと白扇をひろげ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...座敷の床几に、十六、七から二十一、二ぐらいまでの眼のさめるような美しい娘が六人、とりどりの服を着けて掛けていたが、奉行がなにかいうと、その中の一人がまず立って来て、重吉の顔を両手で挾み、口をめてむこうへ行った...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...その床几に一先づ腰を下ろした...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...武士は自ら携えてきた床几を据えて...
牧野信一 「籔のほとり」
...床几に腰を下ろして休んで居ると...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...S=元の茶店――三次が床几に腰かけている前を何処かの子供がワーンワーンと泣き乍ら帰って行く...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...彼の床几(しょうぎ)の前に拝伏して...
吉川英治 「三国志」
...両宮の床几に近い所まで来ると...
吉川英治 「私本太平記」
...三ノ橋からここの床几へ触れ渡していた...
吉川英治 「私本太平記」
...そこの床几(しょうぎ)の声だった...
吉川英治 「私本太平記」
...木蔭に床几(しょうぎ)を設(しつら)えさせると...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのとき、母衣(ほろ)の者(伝令)が一騎――霧を衝いて、秀吉の床几場と、堀秀政の陣地とのあいだを、鞭打って往復していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...床几へ腰うちかけた姿勢は...
吉川英治 「新書太閤記」
...万吉も物腰を変えて同じ軒下の床几(しょうぎ)へ腰をおろし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ゆうべ床几(しょうぎ)を借りて寝た犬茶屋の土間の中を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...床几から伸び上がった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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