...床几(しょうぎ)の上に...
泉鏡花 「縁結び」
...この茶店の床几(しょうぎ)の上に...
太宰治 「乞食学生」
...右之助は床几(しようぎ)を隔(へだ)てて聲を絞りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もろともに床几からころげおち...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...赤毛布をしいた床几が出てゐた...
牧野信一 「海棠の家」
...今君が腰をかけている鉄の床几(しょうぎ)に...
夢野久作 「焦点を合せる」
...床几にかまえて、こう泰然とはしているものの、その実、きのう以来、彼の出した幾つかの指令によって、この本陣から別れ去った分隊は、敵の東北へ迂回して、屋代(やしろ)近傍に出たり、北国街道との聯絡路を遮断(しゃだん)してみたり、更に、上杉方が唯一の助け城と恃(たの)んでいる長野村近傍の小柴にある旭城の味方とのあいだを、真二つに断ち切るような勢いを示して、こう布陣を押出して見せているのに――抑(そもそも)、戦う意志は無いのか、妻女山の無表情は、依然として、きのうも今日も、無表情のままなのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...その床几の前へ、恭(うやうや)しく、一人の将が、祝肴(いわいざかな)をのせた折敷を捧げると、信玄は、その勝栗を一つ取って、左の手で、日月の大扇(たいせん)をさっと開く...
吉川英治 「上杉謙信」
...これをもって必らず怨恨を残されては相成らぬ」これは審判床几にいる両家の家臣に聞かす意味が多い...
吉川英治 「剣難女難」
...床几で一ト息ついた間に...
吉川英治 「私本太平記」
...庁の床几場へもどって来た...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐ床几一つ隔(へだ)てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...床几場から立ち去ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...見っともない」あわてて秀吉は床几を離れて...
吉川英治 「新書太閤記」
...初めて床几(しょうぎ)代りの...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼のいた床几(しょうぎ)のあとには...
吉川英治 「親鸞」
...床几を立ち上がった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...空いている床几(しょうぎ)の隅を占め...
吉川英治 「宮本武蔵」
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