...幾千万本と数知れぬ樹が...
石川啄木 「雪中行」
...宛然(さながら)幾千万片の黄金の葉が...
石川啄木 「葬列」
...耳は扇とかざしたり、鼻は象牙(ぞうげ)に介(はさ)みたり、半眼(はんがん)にして辿(たど)りゆくその胴腹(どうばら)の波だちに、息のほてりや、汗のほけ、烟(けむり)となつて散乱し、幾千万の昆虫が、うなりて集(つど)ふ餌食(ゑじき)かな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...分派以来幾千万年...
大隈重信 「日本の文明」
...幾千万の労働者を窮乏のどん底に投込み...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...幾千万なるかを知らず...
太宰治 「右大臣実朝」
...「親を思う心にまさる親心」の一句、実に世間幾千万、人の子たる者が、親に対する至情の、最後の琴線に触れ来りたるものにして、彼(か)の方孝友が、方孝孺と与(とも)に死に就(つ)くに際し、「阿兄何ぞ必ずしも涙潸々(さんさん)たらん、義を取り仁を成すはこの間に在(あ)り、華表柱頭千載の後、夢魂旧に拠りて家山に到らん」の一詩を将(もっ)てこれに比すれば、さらにその深情、濃感、蘊籍(うんせき)、渾厚(こんこう)、一読人をして涕(なみだ)を零(おと)さしむるに至るを覚う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...おまえは彼らに天上のパンを約束したが、何度もくり返すようだが、はたしてあの無力で、永久に不徳な、永久にげすばった人間の眼から見て、天上のパンが地上のパンと比べものになるだろうか? よし幾千万の人間が、天上のパンが欲しさに、おまえの後からついて行くにしても、天上のパンのために地上のパンを捨てることのできない幾百、幾千万の人間は、いったいどうなるというのだ? それともおまえに大切なのは、立派な、力強い幾万かの人間だけで、その他の弱い、けれどもおまえを愛している幾百万の人間、いや、浜の真砂(まさご)のように数えきれない人間は、すぐれた力強い人間の材料とならなければならぬというのか? いや、われわれには弱い人間も大切なのだ、彼らは不徳漢で反逆者ではあっても、最後にはかえってこういう人間が従順になるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今後更に戦禍を蒙る筈であった幾千万の人々が救われたのであります...
永井隆 「長崎の鐘」
...纏頭散財積ンデ其幾千万両ナルヲ知ラズ...
成島柳北 「阿房山賦」
...幾千万の中に一人でもそんな人が居たら...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...その後今日までこの形式をかりて思ひを抒べた人々は恐らく幾千万の多きに上ることであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これを幾千万の夫婦の偕老(かいろう)の表象だとも見立て得べく...
牧野富太郎 「植物記」
...けれども、何の為に、幾千万の人間が、まるで世界から見すてられ、一滴の愛もない飢餓の裡に犬死にをしなければならないのか...
宮本百合子 「アワァビット」
...橋の架けかたを知らされずに近代を通ってきた正直な日本の幾千万の人々が...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...又薫子が「神州男子幾千万(しんしうだんしいくせんまん)...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...他の幾千万のおとなのように...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そして、幾千万年も、こうして流れているのかと思われる黄河の水を、飽(あ)かずに眺めていた...
吉川英治 「三国志」
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