「幾らか」の意味
少しの量
小説での「幾らか」の使い方
...私の様子に幾らか変な所が見えたのでしょう...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...側(そば)にゐる誰彼は幾らか冷かし気味に...
薄田泣菫 「青磁の皿」
...それは幾らかあなた御自身のせいだったのですよ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...幾らかもっと当世風な着物を着こんでふるえていながら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それが幾らかフロオベルの歴史小説あたりから根を発してゐる様なのは一層面白い...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...馬車の黴臭い内部は、その湿(しめ)っぽい汚(よご)れた藁と、不愉快な臭気と、薄暗さとで、幾らか、大きな犬小屋のようであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...のみならず其當時の勢力あるものに幾らか阿附する傾きがあつて...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...空の模様が幾らか変になつたやうに思はれた...
長塚節 「隣室の客」
...幾らかうしろめたい心持で省(かへりみ)られた...
南部修太郎 「猫又先生」
...幾らか乱れたものもありますが...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...幾らか毳(け)ばだった標木の前に突き膝をした...
本庄陸男 「石狩川」
...舟の上を半ば覆うているのを幾らか冷やりとした気もちの上に感じた...
室生犀星 「みずうみ」
...まだ愉快に暮せる時間が幾らか残っているじゃないか...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...私は私の現在の・本質的な・楽しみに役立てるために幾らかの器量がほしかったので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幾らかずつ儲けて来ること...
山本周五郎 「季節のない街」
...そうすることができたら幾らか胸が軽くなるだろうに...
山本周五郎 「柳橋物語」
...幾らかでも精のつくように卵とか鳥などを与えたいと思うので...
山本周五郎 「柳橋物語」
...声なくいってみるだけでも幾らかの苦悶のなぐさめにはなる気がしたが...
吉川英治 「親鸞」
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