「并」の意味
並ぶ、並列する
小説での「并」の使い方
...坐つてゐる時の服装の美醜も并(あは)せて考へて見なければいかん...
芥川龍之介 「正岡子規」
...総(すべ)て前提の「物ふるれば縮みて避けんとす我心は臆病なり云々」の文字と相(あひ)撞着(どうちやく)して并行(へいかう)する能(あた)はざる者なり...
石橋忍月 「舞姫」
...柯(えだ)を連ね穗を并(あ)はす瑞(しるし)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...并せて五伴(いつとも)の緒(を)三を支(あか)ち加へて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...并はせて九人(ここのたり)(男七柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...并はせて八十王(はしら)います中に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...并はせて八種なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...この天皇の御子たち并せて五王(いつはしら)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...彦右ヱ門并に馬一疋即死(そくし)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「近日十津川郷人来二当寺領大滝村一懸レ札申云当村并花園村等吉野領十津川之内也仍令レ懸二此示之札一自今以後者可レ勤二十津川之公事一云々此条自由之次第不思議之事候」という書き出しで...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...文部省は三月末に高等学校并に中等学校の教授要目を改正した...
戸坂潤 「社会時評」
...それらがつまり日本人が暗黒の時代でも離さなかつた并びに生み出した所の文化であります...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...但し紀の文にては鼻垂(ハナタリ)といへる賊と相并べて出でたれば...
内藤湖南 「卑彌呼考」
......
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...このとき文魚(とびのうお)というものゝとぶこと頻りなればよみける歌のうち三首大和嶺に日が隱ろへば眞藍なす浪の穗ぬれに文魚の飛ぶ見ゆ眞熊野のすゞしき海に飛ぶ文魚の尾鰭張り飛び浪の穗に落つおもしろの文魚かも枕これの船路の思ひ出にせむ戯れに萬葉崇拜者に與ふる歌并短歌筑波嶺の裾曲の田居も...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...此等と中國の例并びに北陸の例を併せ考ふれば...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...ヤ梃(てこ)ずったの梃ずらないのと言てそれはそれは……まずお政が今朝言ッた厭味に輪を懸け枝を添えて百万陀羅(まんだら)并(なら)べ立てた上句(あげく)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...国へかへらす十二月五日御野郡の路上にて伊予の山を見てよめる歌并短歌百足(ももた)らず伊予路を見れば...
正岡子規 「墨汁一滴」
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