...しかもそれは弱気を見せまいために決して駈けはしなかったし、つとめて平然と、だが心の中では出来るだけ早くと足を運んだのであったが――「あんなつもりになれば、四十分みれば充分だわ...
犬田卯 「錦紗」
...日本服の娘さんや相当の老婦人が平然として歩いている...
上村松園 「余齢初旅」
...父は平然と煙草を吸いはじめる...
太宰治 「家庭の幸福」
...「午餐は?」クリストフは頭の下に両手をやり長々と寝転んだまま、平然と言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元のとおり平然としているジャヴェルのそばを通った時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物外に平然として...
夏目漱石 「それから」
...中の人間は少しも知らないで平然としてゐられる...
新美南吉 「坂道」
...白隠和尚(はくいんおしょう)はその檀家(だんか)の娘が妊娠して和尚(おしょう)の種子(たね)を宿したと白状したとき、世人から生(なま)ぐさ坊主(ぼうず)と非難されても、平然として、「ああそうかい」と言い、生まれた後は、自分でその子を懐(だ)きなどしていたが、後、和尚の種子(たね)でなく、娘は一時のがれに和尚の名を汚(けが)したことが明らかになった時も、また、「ああそうかい」といって世間の毀誉褒貶(きよほうへん)に無頓着(むとんじゃく)であったという...
新渡戸稲造 「自警録」
...何の糸口もありません」「キミは平然としとるけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...平然と縛るに任せながら)ははははは...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...倫理學でさへ今日では價値體系の設定を抛擲してしかも狡猾にも平然としてゐる状態である...
三木清 「人生論ノート」
...かれは平然と濁流に飛びこんで下流まで泳いで行つて...
室生犀星 「めたん子傳」
...平然と横の客と英語で左翼の話を闘わしていた...
横光利一 「旅愁」
...「何、友軍か?」「しかとは分りませんが、魏延の兵とおぼえます」「何っ!」張は顔色を変えたが、魏延の軍、いかに攻めようとも、また過日の悔いを再び味わうのみ、と努めて平然と、「敵であれば、厳重に関を固めよ、そして、一部の兵はわれとともに来れ、堅塁を盾(たて)に、なおも一撃を加えてくれよう」と、魏延の兵と一戦を交えようと、みずからも関を下って攻めかえそうとした...
吉川英治 「三国志」
...日吉は平然と――いや平然と見えるほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...桂もまた平然としていた...
吉川英治 「松のや露八」
...四人も斬って平然と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...平然として「アダムはもう出来ているよ...
蘭郁二郎 「魔像」
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