...一八 海は潮が滿ち干するので...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...・刺青あざやかな朝湯がこぼれる洗うてそのまゝ河原の石に干す寝たいだけ寝たからだ湯に伸ばす別れるまへの支那の子供と話す・水音...
種田山頭火 「行乞記」
...それを一々竿にかけて干す...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...子供の襁褓(むつき)を干す梵妻も居まいからというので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...郷に入り鬼怒川を過ぐ異郷もあまた見しかど鬼怒川の嫁菜が花はいや珍らしきわせ刈ると稻の濡莖ならべ干す堤の草に赤き茨の實我がいへにかへりてめづらしき蝦夷の唐茄子蔓ながらとらずとぞおきし母の我がため唐茄子は廣葉もむなし雜草(あらぐさ)の蚊帳釣草も末枯にして明治三十九年鬼怒沼の歌上脚にカルサン...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...平潟に來てはじめて晴天なり天水のよりあひの外に雲收り拭へる海を來る松魚船白帆干す入江の磯に松魚船いま漕ぎかへる水夫の呼び聲きららかに磯の松魚の入日さしかゞやくなべに人立ち騷ぐ十日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...女は衣物を櫻の木へ掛けて干す...
長塚節 「松蟲草」
...あらゆる汚辱を飲み干すこと...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ぐいと飲み干すと両肩に小さなショールをかけて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...胸の動悸の激しさ! いきざしの荒々しさ!「おお、咽喉がかわいて、干(ひ)ついてしまうようじゃ」と、浪路はやがて、又も、銀の杯に、甘い酒を充たして、一つを雪之丞の手に持たせ、「固めの杯――そなたも、一どきに飲んで――」雪之丞、胸苦しさを、やっとおさえて、その杯を干す...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ぐつと一息にコツプを干すと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...もし洗えば天日(てんぴ)で干すと碾(ひ)きにくいから水を切って塗物(ぬりもの)の箱へ入れて乾かすのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...雨天ならば火気にて遠方より干すべし...
村井弦斎 「食道楽」
...○安平港漁戸の門に干す薯榔染めの漁網を見てこりゃ好い染めだ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...酒を飲み干す唇のやうに...
横光利一 「火の点いた煙草」
...莚(むしろ)に干すは何(なん)の種...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...持つて行つたものを大抵飲み干すが...
若山牧水 「木枯紀行」
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