...御盃を御干しになって...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その雲の下に干してある珊瑚採取(さんごさいしゅ)の絹糸の網が...
芥川龍之介 「路上」
...それを一呑みに飲み干したい欲求はいっぱいだったが...
有島武郎 「星座」
...大きくきれいに干し草の毛布(もうふ)をあみました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...干し場を求めて這入つて來た...
鈴木三重吉 「女の子」
...叔父も心地よく二三杯のみ干した...
豊島与志雄 「恩人」
...おいよさんは私の下駄を洗つて軒下へ干してそれから例の如く針仕事に挂つた...
長塚節 「隣室の客」
...この小さい赤い夜具の尋常に日に干してある有様をしばらく立って眺(なが)めていた...
夏目漱石 「門」
...あわてて噛(かじ)りかけの干し藷を衣嚢(ポケット)に押込(おしこ)んで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...狹い庭に商賣道具の投網などを干してありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今なら襁褓(おしめ)干しにつかうような格好のものを入れて洋服を着ていた時代である...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...干しうどんの屑を五十銭買った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おばさんは洗濯物を夜干していた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...数百年甲羅を干して眠ってたところへ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...詩の句で説き明かしてさて一口に中の酒を飲み干したものだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...干した茸(きのこ)の汁はもう冷えていて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それを取って水挿の口から喉(のど)を鳴らして飲み干し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今薦(すす)めたそのひと口を自分で飲み干し...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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