...干からびた塩鱒(しほびき)の頭を引擦つて行く地種(ぢだね)の痩犬...
石川啄木 「赤痢」
...干からびた鹽鱒(しほびき)の頭を引擦つて行く地種の痩犬...
石川啄木 「赤痢」
...干からびた木の葉を一とくるめに巻きこんだ小包を受けとりました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...干からびた口を爺さんの耳へ持つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...荒木夫人は干からびたような嘲笑(わらい)を洩(もら)して「ああそういうんですか? それでお前さんは...
竹久夢二 「少年・春」
...標本のやうに干からびたり...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...干からびたいわゆるプロフェッサーとはだいぶ種類がちがっている...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...それまでは藤棚から干からびた何かの小動物の尻尾のように垂れていた花房が急に伸び開き簇生(そうせい)した莟(つぼみ)が破れてあでやかな紫の雲を棚引かせる...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...不連続線の狂風が雨を呼んで干からびたむせっぽい風が収まると共に...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...干からびた灰色の...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...干からびた橙の種が五粒...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...皮の干からびたような最中(もなか)に...
徳田秋声 「足迹」
...世間の文学の玄人や素人からコチコチの干からびたものだと考えられているらしい所謂リアリズム(リアリズム一般)に自ら耐え得ないと称して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私は水をもらわない植木鉢のように干からびた情熱で...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ポケツトを探ると干からびたレモンのかけらがあつたので...
牧野信一 「駆ける朝」
...梅八が妙に干からびたような声で云った...
山本周五郎 「新潮記」
...干からびたように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...先生は決してそんな干からびた学者ではない...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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