...しばしありて見ればまたその人は欄干に倚り仰いで明月は看ずして水のみ見入れるは...
饗庭篁村 「良夜」
...我国の印刷所で、職工がすべての字と、若干の数字と、句読点とを入れた活字箱を前に、立ったままでその場を離れないのとは、大違いである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ことに橋の欄干を渡れと何回か言われて...
犬田卯 「橋の上」
...干潟(ひがた)にくぼむ蜑(あま)が子の足占(あうら)のあとにたたへつるなごりに映(うつ)る影みれば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...朝から紺糸(こんいと)がずらりとそこに干しつらねられる...
田山花袋 「田舎教師」
...まっすぐに橋をわたって欄干に身を倚(よ)せて見た...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...依然として余は常に好意の干乾びた社会に存在する自分をぎごちなく感じた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ちょうどその時、庭一パイに持出された灯で見ると、山脇玄内の顔は、小柄で皺(しわ)だらけで、眼と口が大きくて、干大根のようで、――成瀬九十郎そっくりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...濡れた鉄の欄干(らんかん)や...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...自分はお梅とともに廊下の欄干(てすり)にもたれて...
広津柳浪 「今戸心中」
...若干の計算を試みているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Id. table xiii. p. 120.ロオザンヌやヴヴェーの如き大都会の若干においては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これは我国及び他の若干諸国で十年ごとの人口実測を行う慣習があるのを考慮して便宜であろうと思ったからのことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...白い干しものを夜の物干しにもってあがって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...若干の異なる見解を抱くのであります...
柳田国男 「山の人生」
...彼は欄干に身をよせかけながら怒りの消えていく静かな疲れで暗い埠頭の敷石を見降ろしていたとき...
横光利一 「旅愁」
...幾ところからもせり出した染物屋の物干の高い大きな布のかたまり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...それと共に伸びた物干竿の切先一尺ほどに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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