...實に已むことを得ざるの擧(きよ)に出づ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...必ず嚥下(えんか)せずには已むまじと思われ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...ノラ どんなこと?ヘルマー 俺は已むを得なければ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...其の思想と感情との已むに已まれぬ表白としての...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...已むを得ず、引きかへしぬ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...「えゝ三だけの望はあります」と醫者は已むを得ず答へた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「どうも已むを得ませんから...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...原則上已むを得ないことで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...亦已むを得ずと謂ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...既に政黨内閣の已む可からざるを認識するときは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一切の政党を非認して党派の外に超然たるも亦已むを得ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...庶民に同情しようと思い定めたことはまた已むを得ない...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...已むを得ないと言つた口調で顫へ上がる友二郎を顧(かへり)みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもまた已むを得まい...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...已むを得ず乞胸の配下になつたので...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...已むを得ずして後法に従ふこともある筈である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正弘が政治に於て既に已むことを得ずして鎖国説を棄てつつも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...従前の辛苦(しんく)を追想(つゐそう)して感懐(がんぐわい)已む能はず...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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